4月15日の日記

　茶色く土禿のある草地。
　取り残された空き地のような、余ったようで、忘れらたような。
　無駄に整理されて、コンクリで固め均すことが崇高な使命であるようなこんな街で、計算のできない間抜けが取りこぼしたような草地。

　そんなありがたい空き地にぽつぽつと黄色のたんぽぽが咲いていました。
　よく晴れた日の下で、緑色の中で、まぶしいほど黄色のたんぽぽが元気に咲いていました。
　勘違いの畑では、菜の花が咲いていました。
　
　明るい色の群れが心地よくて、
　
　黄色ってもしかして清々しい色だったのかしら？
　黄色の服ってほとんど持っていなのですけれど、
　黄色のハンカチも持っていなんですけれど、
　ちょっとだけ、風水的な意味合いも兼ねて、今年は黄色にチャレンジしてみようかしら。