11月27日の日記

2007年11月27日 日常
 電車の座席、私の横に腰掛けたのはサンタスーツの中年女性だった。
 えっ、サンタはスーツではないでしょうって、そう言えばただの真紅のコートだった気もします。

 闇色の空の下ガタンゴトンと街灯の街を走る帰宅ラッシュの電車の中で、なんとも目立ちまして、サンタかと思ったわ。この方に比べれば私の存在ってどれほど希薄で存在感がないのだろうってちっぽけな白菜になった気持ちでした。
 寒くなってきますと鍋が美味しいですね。今年も韓流の名残でキムチ鍋が流行りなのかしら?私キムチはちょっと・・・。
 でも鍋って意外と不経済よねぇ。

11月26日の日記

2007年11月26日 日常
夜を月が明るく照らすから

 どこにも隠れることの出来ない私は

  ただ泣きました。

11月25日の日記

2007年11月25日 日常
 今日は日曜日!
 そして連休の終わり。
 悲しいよぉ。

 それにしても、こんなに寒いのに旅行者の多いこと。出不精の私は連休の始めにニュースで高速道路の渋滞情報をやっているのを見て、事故でもあったのかと思ったものです。
 
 

11月24日の日記

2007年11月24日 日常
 不安な気持ちを隠す術を私は知らない。

 最も私は、自身の不安の全体を自分自身で捉えることさえ出来ない愚か者であるから、その片鱗さへも模糊としている。
 
 もし私が自分の心を姿見で見ることが出来たとしたら、そこに映る何か形のない、色のない希薄な物体に怖気を感じるのかもしれないけれど、その姿も言ってみればただの自己投影でしかないのだから、真実かどうかはまた別の話になる。

 曖昧さはどこにでも付き纏い、一見すると頑丈そうな鉄筋の建築物も蓋を開けてみれば偽装された紛い物なんて話で最近の世間は盛り上がっていた。
 
 確固たる自己像もありはしない私に、自己の内面を推し量る術なんて本当のところないに違いないけれど、それでも漠然としたものに不安がる、あるいは不安そうな装いをすることは、いったい誰に対して見せている公的自己なのだろう。

 別に悲しくもないし、不安に思うこともホントはないのかもしれないと、楽観視しすぎると、つまらないと感じるから、思案顔で面前に表れてはいるけれど、結局のところ中身の入っていないペットボトルのようなもの。
 ラベルだけキレイにしてみたって、中には何も入っていないだろうし、もしかしたらその中身は不純物や化学物質まみれのケバケバしい偽りなのかもしれない。

 それでも明日の午前4時を回ると、日も昇る前から3軒先の鶏は鳴きだすし、対抗するかのように向かいの犬は喚き始める。鬱陶しくも騒がしい声を聞いているうち、西の方から烏の鳴き声が聞こえてくる。それも夢うつつに聞いているといつの間にか空は藍と朱のまじわいを呈した後、冬の柔らかな日差しの仮面を被った凍て付く空を用意する。
 
 そうやって1日は始まって、いつの間にか今日も私は生きていて。まるで不満もないような、不満しかないような傍迷惑な自分を演じる。

 本当の自分?

 そんなもの最初からなかったわ。

11月23日の日記

2007年11月23日 日常
 22日からの続きの23日午前0時過ぎのこと。

 昨日ははじめまして、以後お見知り置きを。
 と、書くとなにやら不躾で無遠慮うで、厚かましい印象が拭えませんので、なんと書いたらいいのか。学のない私には言葉が出てはこないのです・・・。ごめんなさい。
 ご迷惑をお掛けしましたことに対しては、再度こちらにて謝罪の言葉を↑にあります。(すみません)

 人に対して言葉を発するのは大変苦痛を伴うことであったりなかったりするのですけれど、別段改善の見えない私はただの無礼者でしかないのだと自覚しなくてなりません。

 話は変わって、こんなのと、こんくらいのと、こぉぉぉんなにおっきいのが寝てた。

 寒さの滲みるこんな日に、どんぐりの迷宮を探しに、大樹の虚なり山猫軒なりを探しに行ってみようかなっと、三ツ星の山に電車にて向かう途中。おなじくその山へ紅葉を狩りに行くと思しき団体さんが乗り合わせましたので、気分も新たに路線を変えて、ケーキを買いに出かけました。

 連れだって一緒に行った方と、わざわざ人を見に行くこともないでしょうと言うことで、ショッピングと紅茶を楽しむことにいたしました。
 
 なぜ私はあの時、「ロシアンティー」を注文しちゃったのでしょう・・・。
 私の注文したケーキとの合性はいまいちでした。

11月22日の日記

2007年11月22日 日常
 木曜日と言えば、シネマの誘惑?

 キネマの都に足を運んでみても、食指は動きません。まぁ行った事ないので動きようもないですけどね。

 夕暮れ時、大学通りにある鯛焼き屋さんでタイヤキを買いました。肌寒い今日この頃、ほかほかに熱い餡子は嬉しいけれど、口内を火傷してしまいそうなほどでした。
 ぶらりぶらりとタイヤキ片手に暮れていく町を歩いていたのは他でもありません、人と待ち合わせをしていたから。
 「ごっめ〜ん、おくれる〜」のメイルを眺めながら、この寒い中暖のとれそうな所を探して「マッチは要りませんか?」
 古本屋さんを見つけて嬉々として引き戸を開けて、無愛想主人は顔一つ上げず知らぬ顔。荷風の『夢の女』を一冊買いまして後に。

 連休前の夜の町というのは普段とは違う活気に満ちておりましてほにゃらら・・・・。

 あっ、やっと着いたみたい。寒さに負けて缶コーヒーを買ったとこでしたのに。
 この微妙な瞬間で購入した缶コーヒーって、大抵は後日冷えた状態で鞄の奥から見つかるんですよね。

 誘蛾灯に同じ印象の立ち飲み屋に行きました。
 昔々、煙草の火になんだか暖かなイメージを持っていたのですけれど、アレは冬に吸えばより体が冷えますね。たち飲み屋や屋台も同じようで、意外夜風は老いた体にこたえますわぁ。おお寒い。

 酔っ払いの相手というのは、葬式や通夜の世話と同じに気の滅入るものだわ。

11月21日の日記

2007年11月21日 日常
 朝暮
 
 お日様の昇る直前の暗い空の下に水平に広がる紅を見た。
 
 藍色に変わる空の下、橙に燃える空を見た。

11月20日の日記

2007年11月20日 日常
 ああしんど。

11月19日の日記

2007年11月19日 日常
 気だるさと停滞、澱んだような重苦しさの月曜日。

 晴れているのに冷たい空気が息苦しさに拍車をかける。

11月18日の日記

2007年11月18日 日常
 鼻風邪をひいたのは私だよ。

 寒いような気もするけれども、雪の降るには早いし、太陽は出ているのに、やっぱり寒いのかしらねぇ。
 もっとも、北の方ではもう雪マークですけれど。

 こんなことなら、無理に書店と和菓子屋になんか行くんじゃなかったわ。
 それでも、お饅頭は甘くて緑茶と一緒にテーブルに置いて、お気に入りの本を読んだ昼下がりの午後でした。

11月17日の日記

2007年11月17日 日常
 紅葉を見に行く団体が乗り合わせた電車に揺られ、ガタンゴトンと午後のお茶菓子にクッキーを買いに出かけました。

 ドーナツを途中に1つ買いまして、甘い香りと秋の香に包まれた静かな公園そばの喫茶店でコーヒーを一杯いただきました。

 赤に黄色に染まった葉で緑色の草地や歩道も同じく紅葉したように、そういえばずっと昔にこんな色の一面描かれた絵を見たような気がして懐かしいような気持ちになりました。
 
 小物を扱う店や家具屋をのぞいて、クッキーを一箱買って帰りました。
 
 そういえば、晩御飯の買出しをしていかないと、先日買った鮭をバターで炒めて、バタールと一緒に食卓に並べて洋風にまとめてみました。
 メインは鮭ですが、合わせを考えるのが面倒でした。適当に色をつけてそんな夕餉でした。
 ワインがあるからなんでもいいわ。

11月16日

2007年11月16日 日常
 午後7時

 ベランダにて蛍になりました。

 駐車場から鈴の音がして驚いてそちらを見ますと人影一つなく、訝しく思いつつもなにもない空をぼんやりと眺めておりましたところ、鈴の音がまた。
 先ほどより目を凝らして見て見ますと、暗闇に薄ぼんやりと猫一匹。こちらをじっと見ているではありませんか。夜の猫は目が光るものとうかがっておりましたが、街灯の灯こうこうと街明かり。
 なにをするでもなく鈴をつけた猫はぼんやりと座り、こちらを見続けて、そのうち飽きたように小さな円を描いて鈴の音はリンと2つ3つ。
 円を外れて駐車してある車の下の闇に隠れて鈴の音響かせ、そのまま何処へか行ってしまいました。

11月15日の日記

2007年11月15日 日常
 木曜、空を飛びたかったからジャングルジムの天辺から飛び下りてみました。

 もちろん冗談です。

11月14日

2007年11月14日 日常
 水曜日は微睡み

 木曜日は億劫

 そんな狭間に☆一つ。

 流れて辺りは闇に閉ざされました。

11月13日の日記

2007年11月13日 日常
 漸くまとめ書きが終わりましたので、夕飯後の一杯のコーヒーに一本のシガレット。

 まとめ書きの日付が1日ずれていました。マークシートの罠に陥ったようでした。

11月12日

2007年11月12日 日常
 快晴により洗濯ス。

11月11日

2007年11月11日 日常
 昨夜は南淡路にあるホテルに一泊しましたので、渦潮を見に900円の通行料を支払いまして、見物料は500円でしたかな?
 東京タワーにあるようなガラス張りの床のある展望室で怖い怖い恐ろしいと思いつつも、ご高齢の方が多くみうけられましたこと、意外でした。
 ウチの祖母は高所が苦手でしたので、年寄りはみなそのようなものかと思っておりました。もっとも私も年寄りですけれど。

 干潮時に丁度観光し、明石大橋で明石焼きを食べて、京都で白玉餡蜜を食べましてから、横浜は中華街にて夕をとり帰りました。

 眠い旅でした。車はこりごりです・・・。

11月10日

2007年11月10日 日常
 きのうはー、まとめ書きしようおもたけどー、えらい面倒になって一日分書いて寝ました(11/12)。

 朝起きて、「ちりとてちん」を見てから、和歌山まで下道山道ぐ〜にゃぐにゃ。
 道が怖すぎます。

 昼頃着きまして、小学校のグラウンドの臨時駐車場に車を止めました。幼稚園も小学校も附属ですと色々融通がききますさかい便利ですなぁ。
 東大寺では台を立てて絵を描いてる人が多く居りましたけど、高野山ではえらい高そうでごついカメラを構えてはる人が仰山居って滑稽でしたわぁ。
 外国からと見受けられる観光者と日本人とでは撮影スポットが違ってましたんもおもろかったですわ。
 9日に同じ仏像と人と建造物を眺めて、昼もとらんと淡路島まで明石大橋経由で渡りました。

11月9日

2007年11月9日 日常
 たいした内容もないような日記ですけれど、まとめ書きは億劫でなりません。
 かといって、書き始めて10日もせずに曜日が抜け落ちてしまうのも日記の体裁を保っていないようで気に入りませんので面倒ながらまとめ書きをしてみようかと、つまらない言葉を書き並べます。

 つい先頃の日記に書きましたとおり私はこの日『正倉院展』を見に奈良へ車を走らせました。300kmほどでしょうか。ガソリン代もまた値上がりしましたので早朝ETC割引を利用して奈良へ向かいました。途中のPAには、長距離トラックが列をして埋め尽くしておりまして、大変なお仕事だなぁと感心致しまして候。
 恒例となりましたご当地マスコット小物を買うために何度かSAに立ち寄り8時には奈良へ着きましたので、適当な駐車場に車を入れて当日券を購入し、会場前の列に加わりました。以前見た『雪舟展』でもう行列にはほとほと飽きておりましたけれど、人付き合いは大変な面倒です。
 展示物は、「何の面白みのない箱」と「薄汚れた貫頭衣」は適度に印象に残りまして、常設展の仏像を眺めて後にしました。
 平日ということもありまして、修学旅行者が多ございました。

 旅行者の流れに乗って鶏舎臭い道を抜け東大寺へ向かいました。統一された色の雑然とした集団があたり一面あらお花畑のように咲き乱れて、落ち葉ちらちら・・・。
 人に酔いましたので大仏殿前を素通りして二月堂へ行きました。
 今だかつてあの大仏を教科書以外で見た事はありませんね。

 昼ごはんにハンバーグ定食をとりまして、興福寺へ仏像と人と建築物を見に行きました。人を写さずに建物だけ写真に納めるのは難しいですね。

 唐招提寺へ向かい、こちらはどうした訳か(多分に改修工事の為でしょうが)、中心部の人ごみの30分1程の混み様でしたので、ゆったりと境内を散策いたしまして、肌寒い秋を感じまして、くしゅん。
 
 知人宅に泊まり明日は高野山に行きます。
 
 晩御飯は焼肉屋の並ぶ街にてカルビ・カルビ・カルビ。寺と坊主と仏像をこれだけ見ておいてその晩には肉を食うあたり俗世にまみれきっている自分を意識して苦笑。

11月8日

2007年11月8日 日常
記憶にございません。

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